このお盆には、帰省などで日本に一時帰国する上海在住の日本人の方も多いかと思います。

今年の1月に、日本で使える銀聯カード対応ATM、日本円の引き出し制限金額と手数料を紹介しましたが、最近は各ATMでの「1回あたり」の引き出し限度額が引き下げられています。

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これは今年5月にセブンイレブンのATMを利用した偽造カードによる多額一斉引き出し事件による影響と見られています。

最初はセブンイレブンATMだけでしたが、その他のコンビニATMも追随し、今では大半の銀行ATMも引き出し限度額を引き下げています。

引き出し限度額を超える日本円が必要な場合は、複数回引き出し操作をすれば良いですが、引き出し1回ごとに手数料がかかる銀行の場合は、手数料にご注意ください。

また「1日あたり」の引き出し制限金額は、今まで同様「1万元まで」(中国の発行銀行で限度額がある場合はその金額)、「年間あたり」の制限金額も「10万元まで」のままです。

以下に銀聯カード対応ATMの1回あたりの引き出し限度額をまとめておきますので、日本で引き出しされる方はご参考ください(2016年7月30日現在)

  • セブン銀行(セブンイレブン、イトーヨーカドーなど):5万円
  • イオン銀行(イオン、ミニストップ・マックスバリュなど):4万円
  • ローソンATM:5万円
  • 三菱東京UFJ銀行:5万円
  • みずほ銀行:5万円
  • 三井住友銀行:5万円
  • 京都銀行:5万円
  • 北洋銀行:4万円
  • ゆうちょ銀行(郵便局):5万円

なおSMBC信託銀行(旧シティバンク)では、まだ1回1000USドルまでを引き出しができるとの情報がありますが、いつまで継続するかは不明です。