明けましておめでとうございます。2015年もよろしくお願いいたします。

また昨年も多くのネット流行語が登場しました。今回は上海の若者の間でも人気の中国語流行語をいくつか紹介しましょう。

1. 有钱就是任性(金持ちはわがまま)
劉さんはネットで健康食品を買い、1760元を支払いました。その後、詐欺電話が続々とかかってきて、結局7万元を騙し取られた時に、ようやく詐欺だと気づきました。「その時は、警察に届け出ようとは思わず、彼らが一体どれだけ騙し取れるのかを知りたかった。」と、劉さんが記者に話しました。

このニュースは、ネットで大きな話題となり、みんなは劉さんのことを、「金持ちはどれだけわがままなんだ。」とからかいました。その後、「有钱任性,没钱认命」(金持ちはわがままだ。貧乏人はそのままだ。)という言い方も流行りました。

2. 买!买!买!(買え買え買え!)
中国の元一番の金持ち王健林と息子王思聪との以下のようなやり取りから誕生しました。

王思聪:お父さん、これ(を買いたい)…
王健林:買え買え買え!

3. 我只想做个安静的美男子(やっぱり僕は静かなイケメンでいたい)
人気WEBドラマ「万万没想到」の第2弾第1話に登場した主人公「叫兽易小星」が扮する三蔵法師の繰り返す念仏です。

4.现在整个人都不好了(耐えられない)
天涯社区というQ&Aサイトのの投稿テーマ募集欄にこのフレーズが登場しました。この後、「我慢できない、耐えられない」時の表現として、広く使われるようになりました。

5. 画面太美我不敢看(画面があまりにも素晴らしくて、眺める勇気がない)
台湾歌手蔡依林の歌「プラハ広場」に登場する言葉です。「不思議なもの」を形容する場合に使います。からかう時や自嘲する場合によく使われます。

6. 且行且珍惜(大切にしながら歩まなければならない)
昨年、人気俳優「文章」の不倫報道で大騒ぎになった時、妻の上海出身の女優「马伊俐」が自分の微博で、「恋爱虽易,婚姻不易,且行且珍惜。(恋愛は簡単ですが、婚姻は難しいです。大切にしながら歩まなければなりません。」と発表しました。ここから、「且行且珍惜」という言葉が流行になりました。

さて今年はどんな言葉がネットで流行になるのでしょうか?

記事協力:阮老師(上海中国語教室・コラボラーニングセンター)