最近、上海でもタクシー予約(配車)のスマホアプリ「快的打車」(kuai4 di1 da3 che1)や「嘀嘀打車」(di1 di1 da3 che1)が大人気です。

しかし、このアプリで予約されたタクシーは「空車」(中国語では「空车(kong1 che1」)ランプを点灯したまま走っているため、混乱を招くことも多くなっています。

2月27日、上海市交通港口局は「強生タクシー」「快的打車」「嘀嘀打車」との会議で、3月10日までに「強生タクシー」の予約システムに、これらのアプリを組み込むことを決定しました。

他の「大衆タクシー」「錦江タクシー」「海博タクシー」の予約システムにも、3月末までにこの2つの予約アプリが組み込まれる予定になっています。

予約システムにこれらのアプリが組み込まれると、アプリで予約されたタクシーは「予約済」(中国語では「电掉 dian4 diao4」)ランプが点灯するので、今後は分かりやすくなります。

また3月1日からラッシュアワー時(7:30〜9:30、16:30〜18:30)には、上海のタクシーはこれら予約アプリを使うことが暫定的に禁止されます。

この時間帯は元々タクシーをつかまえるのが困難であることと、安全のため運転手が運転中にスマホを使わないようにするのが目的とのことです。

これらのタクシー予約アプリは便利ですが、システムや制度が追いついていないため、いろんな問題もあります。早く成熟して使いやすいアプリ&サービスになればいいですね。

記事協力:上海の駐在員向け中国語学校・コラボラーニングセンター