上海でも最近は気温の変化が激しくなってきたせいか、風邪をひいている人が増えてきました。

中国の風邪薬「感冒药」(gan3 mao4 yao4)には、伝統的な漢方薬「中药」(zhong1 yao4)と、即効性の高い西洋薬「西药」(xi1 yao4)の二種類があります。

今まで上海ではどちらも普通に薬局で購入できましたが、昨年末から、西洋薬の風邪薬を購入する際には、身分証明書(外国人はパスポート)が必要になりました。

これは国家食品薬品監督管理局からの通知で、薬品一箱あたりのエフェドリン含有量の抑制と併せて、これらを販売製造する企業に対して、購入者の身分証明書の確認が求められることになったためです。

なんでも風邪薬に含まれるエフェドリンが麻薬などの原料となり、悪用されるケースがあるというのが原因だそうです。

ちなみに上海の薬局で購入できる、有名な西洋薬の風邪薬の中国語は以下のとおりです。

コンタック(グラクソ・スミスクライン)
中国語名:新康泰克(xin1 kang1 tai4  ke4)

タイレノール(ジョンソン・アンド・ジョンソン)
中国語名:泰諾(tai4 nuo4)

あとは人の多いところではマスクをつけたり、帰宅後には手洗いとうがいを励行して、風邪を予防しましょう。

記事作成:上海の日本人向け中国語学校「コラボラーニングセンター」