1月24日追記:残念ながら、実名認証は中国の身分証番号が必要なため、現在のところ外国人は使えません。この問題は2018年中には解消される予定とのことです。

先週の土曜日(1/20)から、上海地下鉄の全ての駅がアリペイ(中国語:支付宝)で改札可能になりました!

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これからは上海で地下鉄に乗る時、交通カードや財布を忘れても、スマホさえあれば大丈夫です。切符も買わなくて済みます。

上海地下鉄でアリペイを使って改札する方法は以下の通りです。

  1. スマホでMetro大都会にアクセスして、アプリをインストールします
  2. 下部メニューの「乘车」をタップして、「立即开通」をタップすると、アカウント登録画面が出ます。
  3. 携帯番号を入力して、SMSで送られてきた認証番号を入れ、パスワード設定して、アカウント登録します。
  4. 実名認証で「芝麻信用实名认证」を選ぶと、アリペイアプリの芝麻信用で認証を行います。
  5. 支払い方法は支付宝の「先乘后付」を選び「乘车功能」を開くと、自動的にQRコードが表示されます。
  6. 「刷码过闸」または「本闸机支持保通卡和刷码过闸」と表示された改札口でQRコードをスキャンすると入れます。
  7. 改札口から出る際も同じく、QRコードをスキャンすると出られます。料金は自動的に差し引かれます。

このQRコード対応改札は、上海地下鉄全駅の入口改札と出口改札に2つづつ設置され、去年開通したばかりの17号線と9号線3期の改札にも設置されました。

でもQRコードをスキャンする際、電波が悪い場合や、アリペイにデポジットがない場合はどうすればいいでしょうか?

支付宝システム部の徐文海さんによると、アリペイの「先乘后付」の機能を使うと、まず先に改札して、料金は後から差し引かれるので、電波が悪かったり、デポジットがなくても大丈夫とのことです。

この機能のお陰で、切符購入の行列や、財布やカード忘れ、電波が繋がらないなどの問題も徹底的に解消されました。

また2018年1月20日から2月28日まで、「Metro大都会」のアリペイ「先乘后付」の機能を使う新ユーザーは、初回は無料(5元まで)、毎日2回まで2割引きになります(1回の上限は3元)。

今後、上海地下鉄はアリババなどと協力して、音声購入、顔パス、スマート客層分析などの技術も徐々実現していく予定とのことです。

数年後には、スマホがなくても顔パスで乗車できるようになるかもしれませんね。