11月4日の新華社の報道によると、上海の静安区 (中国語発音:jing4 an1 qu1)と閘北区(中国語発音:zha2 bei3 qu1)の合併が正式に決まり、新しい静安区が誕生することになりました。

2011年にも黄浦区が盧湾区を合併して、新しい黄浦区ができましたが、今回は市中心の静安区と郊外の閘北区で、面積もかなり違いますので、不動産価格などいろいろ影響がありそうです。

上海市中心地図

新しい静安区の区委書記には元閘北区委書記の安路生が就任する予定です。両区の具体的な合併方法については、中央政府の承認を待つ必要があるとのことです。

9月にも合併のニュースが報道されて、その後すぐに訂正されましたが、この時はまだ正式決定でなく、まだ関連部門の意見を聞いている段階だったようです。

そして10月中旬、閘北区下部の公式メディア下属「閘北報」が、初めて静安区と閘北区の合併予定を確認しました。

以下は新華社の報道の日本語訳です。

最近は上海の経済社会の更なる発展と共に、都市開発も加速しましたが、中心区域の開発可能な面積は十分でなく、資源の分布も合理的でないことが徐々に明らかになってきました。

更なる都市設計の最適化と、区域協調の促進と持続的な発展のため、上海市委員会と市政府は、静安区と閘北区の2行政区の合併実施を決定し、今年10月に国務院に正式承認されました。

静安区と閘北区の「二区廃止、一区新設」後は、連合の党委員会、下部の3つの党組織を設立。具体的な方法は中央政府の承認を待ちます。

新しい静安区は13の街道、1つの鎮、面積は37.37㎡になります。全区の人口は100万人、予想される財政収入は200億元に達します。